美容師の仕事

2021/09/12

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美容師で稼ぐためには

美容師の皆さん、いまみなさんは年収or月収は自分の理想通りもらえていますでしょうか?

 

もちろんお金を稼ぐということは売り上げを上げなければならないということはわかっていると思いますが

美容業界はどうしても他業界と比べるとお給料が低いと言われている業界です。

でもじゃあなんで低いのか。と説明はできないと思うので今日はそれについて深掘りして

どうやったら稼げるかをみていきましょう。

 

業界年収はどれくらい?

まず美容師は、美容業界の中でも「圧倒的な給料の安さ」と「離職率の高さ」で知られている職業です。

どれくらいかというと

民間企業で働く人の平均年収よりも、美容師の平均年収は「100万円以上少ない」という事実があります。

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民間企業 一人当たり平均給与(平成30年分)

  • 全体:441万円
  • 男性:545万円
  • 女性:293万円
  • 賞与(全体):70万円

 

美容師の平均年収

  • 全体:246万円
  • 男性:275万円
  • 女性:230万円
  • 賞与(全体):7万円

 

あくまでも平均値の話ですのでもっと稼いでいる美容師も数多くいるのもありますがなぜこうも低いかというと

 

「アシスタントの給料の低さ」が美容師全体の平均値を下げているのが一番の理由です

 

美容師として初めてサロンに勤務した場合、まずは「アシスタント」というランクからスタートします。

業務内容はサロンの雑務・シャンプー等が当てはまり、主に先輩スタッフのフォローがメインとなります。

アシスタントの給与は、平均して月収10万円台前半から17万円前後。

特に、都心部の人気サロンほど給与が低くなっているような傾向にあります。

 

アシスタントとして勤務し始めたスタッフの中には、その安い給料だけではとても生活できず、かけもちでアルバイトをしながら生活費を稼がなければならないという現状を強いられている方もいます。

そのような生活を続けていると、やがて生活費を稼ぐことだけで疲弊してしまいますしそこからちゃんと転職というよりも、フリーターや夜の仕事に流れてしまうパターンが多く存在します。

  • ストレスや過労による就業意欲の減退
  • 体調不良や、精神的疾患の発症

これらを招き、退職を余儀なくされることもあります。

しかし、まずは自分の生活が破綻しないために「最低限これぐらい稼げなければ暮らしていけない」金額をしっかりと定めて就業先を選ぶことが大切です。

 

年収が高くなってくる年代の離職率&独立率が高い!

結婚して家庭を持つことを意識し始める年代とも言える「30歳男性美容師」の平均年収は、額面にして約339万円

この金額から保険や年金などを差し引き、実際にもらえる給与に換算すると手取りにして月に約20万円台前半~25万円程度となります。

結婚当初は共働きで夫婦2人分の給与を合算して生活していくことが可能でも、子どもが生まれれば女性は育児のために仕事を中断しなくてはならない期間がやってきます。

この時、男性美容師は、1人の収入で家族を養うということに不安を持ち「転職」または「独立開業」という選択をする方が多くいらっしゃいます。

このように、働き盛りの年代の男性の離職率が高いという理由も美容師の平均年収を下げている大きな要因です。

このことから平均年齢が30歳という数字で低くなっていることもわかります。

 

もともと独立志向の強い理美容師さんが多いこともあり、30歳前後で独立開業する人も少なくはないです。

ですがお給料観点で言うと政府統計調査による「美容・理容師の平均年収」の概算の中には、独立開業した方の給与は含まれていません。

平均年収200万円台後半というのは、あくまでもサロンに勤務しているスタッフのみの平均値です。

なのでサロンから独立して、新たに自分のサロンを立ち上げ多数の店舗を展開しているサロンオーナーの中には、軽く年収1000万円を超えている方もいらっしゃいます

 

 

アシスタントの給料について

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先ほど「アシスタントの給料の低さ」には触れましたが、改めてその平均給与とその内訳をご紹介します。

アシスタントの給与:平均17万円前後

給与内訳としては、「固定給+交通費(支給のあるところ)+歩合(店販などの個人売上)」となっているところが多いです。

筆者である弊社スタッフも10数年前の当時のアシスタント時代の給料は13万という超低額でめちゃくちゃ仕事していたなぁと思い返すときもあります。。

 

美容師はどんなに残業しても、休憩時間を削って接客をしても、それらの余剰分はお給料に反映されず、残業代は固定のまま…。

勤務時間が長くても給料アップにならないなんて、ガッカリしてしまいますよね。

悲しいことですが、現状ではこういったシステムのサロンが大半を占めています。

その理由としては、「アシスタントのうちは直接売り上げにつながる仕事もしておらず、お店の戦力として数えられない」から、というのがサロン側の言い分です。

「いくら頑張ってもアシスタント時代はお給料が上がらない」というのが、アシスタントの給料の低さをさらに「つらく感じさせる」要因となっています。

 

スタイリストの給料は安いってホント?

 

これはサロンによって、地域によって、雇用形態によってかなり大きく差がありますが、スタイリストの平均年収は約280万円~300万円台前半が多いようです。

 

一般のサロンでの給与の内訳

スタイリスト給与:固定給+歩合+各種手当+交通費(支給のあるところ)

主な歩合や手当は下記のような支給がされることが一般的です。

  • 【歩合】:施術歩合、指名歩合、店販歩合
  • 【手当】:住宅手当、育児手当、役職手当、皆勤手当

加算される歩合率はサロンによって大きく異なりますが、大体売り上げの3%~50%とかなりの開きがあります。

 

上記の正社員スタイリスト)固定給15万+歩合20%支給

月100万円売り上げた場合:15万円+20万円(+各種手当)=月給40万円

 

フリーランススタイリスト)固定給0万+歩合4~60%支給

月100万円売り上げた場合:0万円+50万円=月給50万円

 

最近ではこのようになっている所が多いのではないでしょうか?

 

これだけ見るとフリーランスの方が同じ売上であったとしても、稼ぎとしてもらえる金額は高く見えますが

個人事業主という形になります。

フリーランスになると自分で税金関係や保険なども払わないといけなくなりますので金額が増えた分そのまま収入が増えたわけではないので要注意です。(ここは本当ちゃんと勉強してください)

 

そして一番大事な所ですが給料をあげるには

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まず美容師の給料について大方のサロンでは、「固定給が低く抑えられている」「サロンへのリピーターを増加させるため指名客からの歩合率を高く設定している」という特徴があります。

そのため、給料を増やすには「自分の指名客・固定ファン」を増やし「歩合でいかに稼ぐか」という点が大事になってきます。

給料を上げる具体的な解決策は

「長く一つの店舗で勤務を続けて役職に就き、役職手当によって給与アップを図る」

ということももちろん収入アップの方法としてあります。

他には、「キャリアを積み、転職によってより高待遇のサロンに居場所を替えながら、新規の顧客を獲得していく」「自分の顧客を増やし、独立しても経営していけるだけの収入を得る自信がついたら、開業してオーナーになる」というような働き方になるのが大半です。

なのである程度の規模のサロンなのであればまずは店長、エリアマネージャーなどの役職を狙っていくのが妥当です。

その場合だと大体年収:500万円台~700万円台であり

かつ実際のお客様の施術よりも店舗やスタッフのマネージメント業務が多くのウェイトを占め、デスクワークなどもこなさなければならなくなります。

接客オンリーで毎月の収入のアップダウンが大きいスタイリストよりも、月々安定した給与を目指したい方、マネージメントに興味のある方は、店長など役職を目指すのも良い方法です。

 

もしく独立という形になります。

独立した時の収入はどれくらいかというと?

年収:最低0円~1,000万円程度

かなり幅が広いですが、独立するということは、それほど失敗する可能性」も「成功する可能性」もどちらも大きくあるというのが実情です。

個人で売上を相当持っていればある程度安定はするかもしれませんが一人でやっている場合には大きな怪我も病気もなったら売上が0になってしまうのでリスクも大きいですがそれ以上に

自分の城を持ち自由にできるのは美容師冥利につきるのではないでしょうか?

しかし、近年は独立開業のハードルは高く、また独立したものの店をたたむ人も少ないといいます。

30代、40代の生活環境を維持するのは難しく、独立開業の夢も果たせずに転職せざるをえない人もいます

 

独立はリスクとても大きいので独立開業という選択の前に業務委託や面貸しという働き方をまずはお勧めいたします。

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委託と面貸しの違い

 

「業務委託」

既存店舗のサロンの1面を借りて個人営業する働き方です。

美容室側が集客したお客様を美容室の料金設定に従って施術をし、その売上の何割かを報酬として受け取ります。利益の還元率は平均して施術料金の30~50%です。

 

面貸し」

業務委託と同じく、既存店舗のサロンの1面を借りて個人営業する働き方です。

業務委託と大きく違うのは、サロンが集客したフリーのお客様は入客せず、あくまでも自分の顧客しか施術しないということです。

その分売上のバックは高く50%~70%というかなり高い水準になっています。

 

ですのでいきなり「独立開業」をして倒産するリスクを背負うよりは、まず「業務委託」や「面貸し」で腕試しをしてみるというのもお勧めです。

 

 

まとめ

どうでしょうか?美容師をしていてどのように自分のお給料を増やしていくか少しでも見えてきましたでしょうか?
基本的には美容師の本分である「お客様を綺麗にする」ということをし喜ばせることができないとお給料を高くすることはできません。

そして雇われて正社員でいたとしても結局は「自分」という商品を常に磨いて提供しないといけないので好きでいる方しか長く続けていくのは難しいのかもしれません。

ですが逆にいえば好きであれば最高に幸せな仕事であることには変わりません。

好きなことを職にしそれでご飯食べていける人生は最高だと思います。

ですのでサロンの人間関係などのいざこざだけで辞めてしまうのは勿体無いのでそのようなときは勇気を出して新しい環境に飛び込んでみましょう。