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美容師の転職活動
2021/09/13
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美容師のアシスタントが転職するためには?
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美容師のアシスタントが転職するためには?
美容師は専門学校を卒業して美容院でスタイリストとして働く前に、まずはアシスタントとして働くことになります。アシスタントの業務は過酷であり、想像していた美容師の世界とは、ほど遠いと感じる方も多いのではないでしょうか。
そのため、転職を考えるアシスタントの方も多いです。しかし、「スタイリストになる前に転職なんてできるのか……」と不安に思う方もいることでしょう。安心してください。美容師のアシスタントでも自分の強みとスキルを活かせば転職することも可能です!
そこで、この記事では美容師のアシスタントが転職するために必要なことについて解説していきます。どうして転職を考えてしまうのか、転職する上で考えるべきこと、おすすめ転職先についても紹介するので、是非最後までご覧ください!
美容師のアシスタントが転職したくなる理由
せっかく専門学校を卒業して美容院に就職しても待っているのは、アシスタントとしての雑務だけ。おまけに朝から晩まで業務の連続でもう全身くたくた……。ここでは、そんな美容師のアシスタントが転職したくなる理由について4つまとめてみました。
美容師のアシスタントが転職したくなる理由①労働時間が長い
美容師のアシスタントの朝は早いです。スタイリストの先輩が出社する前に掃除、ヘアセットの準備など開店前からやるべきことが数多く存在します。美容院が開店してからも、先輩のサポートやお客様のシャンプー、接客など休む暇もなく働くことになります。
お店が閉店してやっと休める……なんてことはありません。就業後の掃除、片付けのほか、ヘアカットの練習が待ち構えています。美容師のアシスタントは時間がないため、お店が終わってからでしか、練習の時間はないのです。
みっちり練習した後、帰宅する時間はいつも終電。株式会社アラインド・システムの調査によると、アシスタント1041人のうち出勤日にお店にいる平均滞在時間を9時間以上と答えたのは全体の29.1%。おおよそ、全体の3割が長時間お店にいるという結果になっているのです。
美容師のアシスタントが転職したくなる理由②身体の負担が大きい
美容師の仕事は基本的に立ちっぱなしです。美容院は次から次へとお客様が来店するため、休む暇がありません。スタイリストは、お客様のカット、ヘアセットなど次々仕事を行います。もちろん、スタイリストも例外なく、働くことになります。
就業時間はずっとスタイリストのお手伝い業務をすることになるため、場合によってはスタイリスト以上に忙しくなります。掃除や接客など、スタイリストができないような仕事を任されることになります。
そのため、1日の業務が終わると全身が疲労困憊で歩くのがやっとのこと。それだけ、身体の負担が多く、多くのアシスタントがスタイリストになる前に仕事を辞めてしまうのです。
Be-ALLによると特に、アシスタントはシャンプーを任されるため肌荒れがひどく、皮膚科に行かざるをえないこともありえます。保湿クリームなどを塗って対策する必要があるでしょう。
美容師のアシスタントが転職したくなる理由③給料が少ない
美容師の給料はほかの業種と比較して安いと言われがちですが、アシスタントの給料はスタイリストよりかなり低いと言われています。HAIR SALON IWASAKIによると、おおよその月収は17万円前後であると言われています。
しかも、ただでさえ少ない手取りから研修費や大会費などの金額が引かれ、手元に残る額は雀の涙ほど……。その上、自前で使用するハサミなどは自己負担であることが多く、生活費を削ってまで購入しなければなりません。
美容師は労働内容が過酷であり、残業も多い一方、受け取る給料がそれに見合っていないという指摘をされています。やりがいもなく、給料も少ない……。これでは、新人のアシスタントが転職したいと思っても不思議ではありませんね。
美容師のアシスタントが転職したくなる理由④下積みが長い
アシスタントは立場上、お客様のヘアカットやセッティングができません。美容師として一人前の業務を行えるようになるためには、試験を受けてスタイリストになる必要があります。ですが、スタイリストになるためには、通常2~5年かかると言われています。
もちろん、個人差はありますし、2年ほどでスタイリストになれたというアシスタントもいれば、5年かかったというアシスタントもいます。そのため、本人の努力次第で、スタイリストになれるかどうかは変わってくるのです。
アシスタントの中には、スタイリストを目指す途中で挫折してしまう方もいます。やりたいと思ったことがやれず、ただ時間だけが過ぎ去ってしまう……。茫漠とした日々を過ごすことで自らの無力さ思い知り転職を決意する方は少なくありません。
美容師のアシスタントの転職で考えるべきこと
「美容師のアシスタントを辞めて、転職する!」と決意しても、自分の経歴を活かしてどのように転職活動をすれば良いのか分からない方は多いはず。アシスタントは、スタイリストとは違い美容師としてのスキルが不十分である印象は否めません。
そこで、転職を考えるうえで、アシスタントとしての経歴を活かせるようなスキルについて考えてみましょう。
美容師のアシスタントの転職で考えるべきこと①他の資格を取得する
美容師という国家資格を持っていたとしても、アシスタントは美容師として半人前。よって、美容師としてのキャリアを上手く活かすことができないため、厳しい転職になりやすいです。そこで、もう1つ強みとなる資格を取得する、という提案をしたいと思います。
自分が転職したい職業を考え、そこで役に立つ資格について考えてみましょう。たとえば、美容師としての資格を活かして理容師になりたい、と考えたら理容師の免許を取得してみる。美容師と理容師という立場を利用してより多角的な視野からの仕事ができるようになるかと思います。
新しい仕事を目指すうえで、新しいスキルを手に入れることは、自分のスキルアップにつながるだけではなく、自分のキャリアを創出することにも役立ちますよ。
美容師のアシスタントの転職で考えるべきこと②美容品の知識を活かす
スタイリストにとって、少しでも美容師としてのキャリアを活かすことは重要です。そこで、美容品の知識がある、という能力があれば、より美容師としてのキャリアを活かした転職を行うことができます。
ですが、アシスタントはスタイリストほどの経験がないため、知っている範囲は限られています。なので、あくまでアシスタントとしての目線を重視していくことが求められるでしょう。
アシスタントの間は、シャンプーをする機会が多いかと思います。なので、シャンプーに関連した美容品について把握しておくだけで、美容師としてのキャリアはアピールしやすいですよ。他にも、自分のアシスタントとしてのキャリアを活かした美容品の知識をアピールできれば、採用率は上がることでしょう。
美容師のアシスタントのおすすめ転職先
美容師のアシスタントは、どうしても中途採用の場では活かされにくい立場です。ですが、職種を精査していけば、自分に合う職業は見つかります!そこで、美容師のアシスタントとしてのキャリアを活かすことができるおすすめ転職先を3つ紹介します。
美容師のアシスタントのおすすめ転職先①美容品メーカー
美容品メーカーは、美容師のアシスタントでも、十分に転職が見込める職業です。スタイリストに比べればアシスタントのキャリアは微妙であると言わざるをえませんが、メーカー側としては生の美容師の言葉は重要です。
美容師のキャリアとしては、不十分ながらも美容品の知識をフル活用して仕事できるため、美容師の転職先として非常に人気がある職業となっています。
美容師のアシスタントのおすすめ転職先②美容メディアのライター
美容品を扱うWebメディアでは、美容の記事を執筆できるライターが募集されています。大手メディアから小さな個人メディアまで幅広いため、自分の力量に見合ったメディアを探しながら活動することも出来ます。
また、ライター業はほとんど在宅のため自宅から出る必要は全くありません。自分の働きたいときに働けるので、周りに合わせることなく自由に働くことができますよ。
美容師のアシスタントのおすすめ転職先③前職とは違うサロン
どうしても、転職先が見つからない場合、前職とは違うサロンに転職することも検討しておいた方が良いでしょう。「美容師という職業に限界を感じているにも関わらず、再び美容師を?」と思う方も多いかもしれません。
ですが、現実問題、美容師としての資格、スキルを失って異業種に挑むのにはリスクが高いです。また、アシスタントを辞めても生活費は稼がなくてはいけません。そのため、一番合理的な転職としては違うサロンへの転職が挙げられるでしょう。
こちらのサイトでは、新人アシスタントにとって働きやすい環境を整備する美容院もあるそうです。困ったときには求人サイトなどで根気よく探して、美容師としてのキャリアを考え直してみることも良いでしょう。
まとめ
美容師のアシスタントは、美容師としては中途半端な立ち位置と言わざるを得ません。しかし、同時に自分のキャリアを考えるうえでは、良い機会なのかもしれません。本当に美容師としてやっていくのか、または他の職業に転職するのか、選択を図られるときです。
どちらの選択をしても後悔しないように、自分で考えて決断していきましょう。